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プレスリリース  English

2003年3月27日

ジム=マックデルモット下院議員(ワシントン州)

ジム=マックデルモット下院議員(民主党;ワシントン州)は27日、劣化ウラン弾による健康と環境への影響を調査することを義務付ける議案書を、米国議会に提出した。この議案書には、アメリカ国内で劣化ウランがしようされた、または取り扱われた場所の汚染の緩和と除去作業も義務付ける内容になっている。

自らが医学博士号を持つマックデルモット議員は、湾岸戦争から戻った兵士たちの間に、医学的に説明できない症状が現れて以来、劣化ウランに注目し始めたと言う。彼も自らイラクを訪れ、現地のイラク人小児科医から小児癌患者や奇形児の産まれる割合が急速に増えている事実を聞き、さらにその関心は深まる一方である。

劣化ウランの影響についてマックデルモット議員は、     

「劣化ウランは発がん性のある有毒物質であり、この物質に接触のあった者から奇形児や先天性障害を持った子供が産まれる確率は、急速に増え続けている。これは劣化ウランの影響と、何か関連があると言えるであろう。そして、湾岸戦争へ行った兵士たちは、多くが病気になって戻ってきた。これには劣化ウランが、一つの要因として考えられる。」                     

そう主張する。

劣化ウランは金属としての密度が高いことから、戦車の外装として使われるほか、貫装甲弾の一部にも使われている。衝撃によって燃焼する性質から、起爆剤として使われるのである。

劣化ウランは、ウランを燃料用に濃縮する過程から残る有毒な化学物質であり、しかも低レベルの放射性を持つことから、人体や環境への影響が懸念されている。劣化ウランが空気中で燃焼して飛び散った時に、アルファ線を発する粒子を吸入した兵士たちが、体内にその粒子を残したまま帰国し、後におそろしいほどの健康障害が出てきた。また、劣化ウランの使われている機材を取り扱う際にも、充分な防御策もないまま接触していることが多い。

湾岸戦争中には、およそ300トンの劣化ウランがイラク国内で使われたと言われ、戦後イラクの一般市民だけでなく、湾岸戦争から戻った兵士たちの中でも、様々な癌や白血病、そして奇形児など先天性の障害を持って産まれる子供の割合が多いことも、劣化ウランの影響だと考えられる。

米国防総省(ペンタゴン)は劣化ウランの影響について、様々な異なった情報を出しており、一方では劣化ウランは健康に危害を及ぼさないとしながらも、もう一方では劣化ウランに接触した際には、最新の防御装備と安全性についてのしかりとしたトレーニングが必要だと言っている。

「この調査と研究は緊急の課題です。わが国の軍隊に携わる男女を、この危険を知りながら任務につかせる訳にはいかない。」    マックデルモット議員はそう語った。

劣化ウラン兵器調査条例は、この他数名による連名で提議された。提議に加わったのは、ニューヨーク州のランゲル議員、マサチューセッツ州のマーキー議員、ミシガン州のコンヤース議員、オハイオ州のジョーンズ議員、カリフォルニア州のリー議員、そしてウィスコンシン州のボールドウィン議員などである。

200353日 訳責:野川温子)

 

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